
(筆者:てつや 広告運用しています!)
昨今、AIの発達により登場したASC配信など、自動化のキャンペーンを主流としている運用者も増えていると思います。
しかし長年運用している運用者は、従来のキャンペーン設計にするのか・ASC配信にするのか迷われる方も多いのではないのでしょうか。
実は私もその一人です。まだまだ検証中ではありますが、実際に運用した中で成果の出た施策についてを共有いたします。
従来の運用手法「広告セットの複製」
Meta広告の運用といえば、「1週間にCVを50件を溜めることで最適化がかかりCPAが下がる」というのが公式な運用方法です。
しかし、実際の現場ではCV50件を溜めるまで待つということはせず、「広告セットの複製」を活用します。
CVが低迷しているタイミングで、広告セットを複製して新しくすることで、CVが復活するというものです。
(なかには「キャンペーンの複製」を使う方もいます。)
成果の出せている運用者ほど管理画面を見る頻度が高く、同時に「広告セットの複製」の回数も多いのです。
ASC配信は広告セットの複製ができない
ASC配信は、1キャンペーンに1広告セットの仕様のため「広告セットの複製」ができません。
そのため、従来の運用手法が使えず、新たな運用手法を見つける必要があります。
ASC配信における「キャンペーン複製」
ASC配信においても、「キャンペーンの複製」は可能です。
実際に、これまでCVが良好だったキャンペーンが低迷したときに「キャンペーンの複製」を実施、
また多いときでは毎日キャンペーンを複製するなどの検証を行いました。
しかしあまり成果は出ず、その理由は下記であると推察しております。
ASC配信は、AIの発達によって登場した配信設定のため、従来のキャンペーンよりもAIに任せた最適化が優秀であるのは間違いありません。
そのため、配信データが溜まっている旧キャンペーンと複製した新キャンペーンでは、旧キャンペーンのほうが成果が出やすいのではないかと思われます。
そこで「広告の複製」を検証
旧ASCキャンペーンにて配信データが溜まっているのであれば、キャンペーンはそのままで、「広告の複製(クリエイティブの複製)」を行うのはどうかということを考えました。
何でも複製すればよいというものではなく、ヒットクリエイティブが低迷してきたタイミングで「広告の複製」を実施するというものです。
その結果、従来の「広告セットの複製」と同様の改善効果がみられました。
以前は『広告セットガチャ』などという用語がありましたが、ASC配信においては『広告ガチャ』の要素があるように感じています。
※ASC配信の広告数は上限があるので注意
これからも検証を続けていきます
いかがでしたでしょうか。
運用手法は日々アップデートしていく必要があります。
引き続き、検証した結果についてこちらにアウトプットしていきます。