こんにちは。
株式会社ADZONEの植田です。
本日は前回の記事「【TikTok広告】TikTok LIKEなクリエイティブは必要なのか」の続編です。
前回の記事の要約は下記です。
- TikTok LIKEなクリエイティブよりもシンプルなバナーのような動画の方がヒットすることがある。
- その理由はスマホネイティブ世代の広告に対する考え方が変わっているからと推察。
今回はTikTok広告のバナー動画でヒットを出すために必要な要素についてまとめました。
バナー動画とはどういうもの?
今回この説明用に1本のバナー動画を作成しました。
キャンペーンの内容などは仮ですが、概要は下記です。
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【仮のキャンペーン概要】
社会人3年目限定で、転職サイトに登録すると1,000分のPayPayポイントがもらえる。
応募者全員がGETすることができる。
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かなり適当に作ったので「これが取れる」というわけではない旨、ご容赦ください。
バナー動画とは、上記のように『基本的には静止画バナーだけど、ちょっと動きがあるもの』としてお考えください。
このクオリティであれば量産できると思いませんか?
ご存知の通り、SNS広告は日々テストの繰り返しです。
色々なパターンを試し、少しでもヒットしたらその要素を分解して突き詰めていくことが効率が良いと考えられます。
なので、1つのクリエイティブに費す時間は少ないほど良いのですが、獲得が取れなければ意味がありません。
動画バナーであれば獲得効果を出しながら少ない時間でクリエイティブを量産することができるので、検証の母数を増やすことが可能です。
獲得を取るための要素を解説します。
要素1:インセンティブをシンプル且つ視認性高く記載をする。
ヴィジュアルはできるだけ分かりやすくする必要があります。
デザインに凝るとカッコいいヴィジュアルにはなると思いますが、文字が読みにくかったり、何を訴求したいかが伝わらなければ意味がありません。
無駄な訴求文言は削ぎ落とし、誰が見ても0.5秒ほどで読むことができる内容にします。
1つのテクニックとして「敢えて読みにくくする」という手法もありますが、それはヒットクリエイティブが出てきた際に横展開としてやってみてください。
要素2:シーンの切り替えはしない。
TikTokでは素人さんでもかなりクオリティの高い動画をみなさん上げられています。
また、YoutubeやInstagramに比べてスピード感があるものが多いことも特徴です。
スワイプですぐに飛ばされてしまうため、飽きの判断が早いんですよね。だから画面の切り替えをしてスピード感を出していくことが必要だと私は考えていました。
しかしながら動画バナーではそれらを敢えて無くします。
もちろん画面を切り替えて次のシーンに移行しても良いのですが、ユーザーが魅力に感じる訴求ポイントが決まっていればその画面だけで終わらせた方が理解されやすいと思います。
要素3:少しだけモーションをつける
シーンの切り替えはしませんが、流石にただの静止画にしてしまうと「何もない」と判断され、飛ばされてしまう恐れがあります。
今回は背景がグルグルと動くモーションをつけていますが、文字を動かしたり、点滅させたりすることも有効的です。
ユーザーに「これは動画である」と認識させることができればOKなので、モーションについても色々テストをしてみてください。
要素4:補足説明は読み上げ機能で。
今回は読み上げ機能をつけておりませんが本来はつけます。
TikTokは音を出して視聴する前提の媒体であるため、音の要素は味方につける必要があるのです。
まずはバナーに書いてある文言を読み上げ、補足があれば文字ではなく、音声で訴求をします。
ポイントは「基本的にはバナーに書いてある文言に沿った内容にする」ということです。
書いてある文字と、聞こえてくる言葉が全然違う場合、脳の理解が遅れると思っているからです。
Tiktokは余暇で見ているユーザーばかりなので、脳に負担をかけないことを意識しましょう。
要素5:秒数は15秒以上で。
読み上げ機能を使って動画を作った場合、5秒程度で終わってしまうこともあると思います。
しかし、クリックをするための時間猶予を与えるという意味でも15秒以上の動画に仕上げたいものです。
どうしても訴求する言葉がない場合、同じ言葉を繰り返し言わせても良いと思います。
1度では理解できない人もいるので、繰り返した方がむしろ良いかもしれません。
リンク先に飛んでもらうための時間はしっかりと確保しましょう。
まとめ
要素の解説は以上です。
どうでしょう?すごく簡単だとは思いませんか??
背景などの雰囲気を変えたり、フォントを変えたり、訴求文言の配置を変えたりするだけであれば大量にクリエイティブが作れると思います。
これでちゃんとヒットしたら儲けもんですよね!
TikTokのクリエイティブ制作にリソースが取られてしまっている運用者さんは是非試してみてください!
それではまた。