季節デザインのクリエイティブにてCPMが下がった事例【Meta広告】

(筆者:てつや 広告運用しています!)  

 

2024年も残りわずか。本格的な冬が到来して、クリスマス色も強くなってきました。 Instagramを見ていても、冬やクリスマスに関連する投稿や広告が増えています。

 

そこで今回は、季節デザインのクリエイティブに関する事例をお伝えします。  

 

季節デザインのクリエイティブとは

季節デザインのクリエイティブとは、その名のとおり季節に合わせたイラストや画像を使用、あるいは季節のトンマナを意識したクリエイティブです。  

 

弊社では春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬は雪という風に、業種問わずクリエイティブに季節感を反映させています。

理由はCPAが良くなることが多いからなのですが、その要因について深堀りします。  

 

季節デザインを細分化して考える

季節デザインと言っても、大きく2つに分けることができます。

 

 ①『桜、海、ひまわり、紅葉、夕日、雪、雪だるま』のようにその季節を感じることのできるもの

②『バレンタイン、節分、ハロウィン、クリスマス』のように季節ごとのイベントにフォーカスしたもの

(以降、①と季節デザイン、②をイベントデザインと呼びます)  

 

弊社ではいずれも制作をしていますが、どちらかといえば①を優先しています。

 

なぜならば、イベントは明確に日付が決まっており、配信できる期間が短いためです。

どれだけCPAが良かったとしても、そのイベントの日付を超えて配信することは難しくなります。

 

季節デザインであれば、その季節間の少なくとも各2ヶ月は配信できるため、期間に縛られて調整する必要がなくなります。

 

季節デザインにてCPM50%以上削減

2024年3月-4月にリード獲得案件にて『桜のデザインのクリエイティブ』を配信したところ、

通常デザインのクリエイティブの半額以上のCPMで配信することができました。

 

CPMが低いということは、広告表示回数が増えるということです。

CTRやCVRが同じだったとしたら、CPMが下がれば下げるほどCVが増えるので、成果に直結する非常に重要な指標です。  

 

CPMが下がった理由を考察

桜のデザインにてCPMが下がった理由は、桜のデザインのクリエイティブの配信が各社多かったためと推察しています。

 

・春になり、多くの広告主が桜のデザインのクリエイティブを配信した

・桜デザイン、およびピンクのトンマナのクリエイティブが増える

・これだけ多く配信されているのであれば、流行りの優良コンテンツであると媒体AIが認識した

・AIが良いと判断したクリエイティブのCPMは下がる傾向にある

 

このような流れでCPMが下がったのではないかと考えています。  

媒体アルゴリズムは開示されていないため当然真相はわかりませんが、弊社ではこの事実を元に、引き続き季節デザインを制作していきます。

 

競合の出稿量やターゲティングに依存するCPMはアンコントローラブルですが、季節デザインを入稿することで下げることができるというのは非常に貴重なデータとなりました。

 

もしも、多くの広告主が似たようなデザインを配信することでCPMが下がっているのだとすれば、通常デザインのみで配信しているアカウントはCPMが高騰する一方かもしれません。  

 

であれば、この波に乗るしかありませんね。笑  

上部へスクロール